2月22日(日)の出来事の第2話です。

京王線府中駅から市街地のど真ん中を是政方面へ歩くこと15分で、東京競馬場に到着しました。途中、大国魂神社武蔵国府跡府中馬霊塔の前を通過しました。

首都圏(山梨県を含む)は午前中は小雨が降っていましたが、午前10時過ぎには止みました。馬場状態は芝・ダートともに良です。

東京競馬場のターフビジョンとパドックビジョンは三菱電機製、場内テレビはシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、三菱電機製(REAL)が有り、ソニー製(BRAVIA)、パナソニック製(VIERA)、日立製作所製(Wooo)は有りません。エレベーターは東芝製と三菱電機製、エスカレーターは日立製作所製と三菱電機製です。東芝製が有るのは、東芝府中事業所が近く(府中刑務所の隣)に有るためです。(東芝府中事業所は東芝町に、府中刑務所は晴見町に所在。両施設ともJR東日本北府中駅が最寄り)

9Rはフェブラリーステークス(GⅠ)と同じ舞台の3歳OPのヒヤシンスステークスです。4ヶ月後の6月21日(日)には同じ舞台でユニコーンステークス(GⅢ)が行われます。

船橋から参戦のオウマタイムです。川崎鎌倉記念(SⅢ)を勝ち、大井ハイセイコー記念(SⅡ)を2着して府中にやって来ました。
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準メイン(10R)は準OPのアメジストステークスです。

ダノンジェラートです。一昨年の府中のホンコンジョッキークラブトロフィー(500万)と中山の習志野特別(1000万)の勝馬です。昨年は未勝利ながら着外は有りません。

本日のメイン競走は第32回フェブラリーステークス(GⅠ)です。競走名のフェブラリー(February)とは、英語で「2月」を意味する言葉で、中国語は「2月(Eryue)」、韓国語は「2월(Iwol)」です。今年は船橋所属のフリオーソ以来4年ぶりに地方所属馬が参戦します。また、牝馬も2頭参戦します。外国馬の参戦は有りません。昨年の第59回有馬記念(GⅠ)で有終の美を飾ったジェンティルドンナ引退式の司会を務めたフジテレビ福原直英アナウンサーがパドックで様子を伝えていました。

コーリンベリーです。有馬記念当日阪神の最終レース、2014ファイナルステークス(OP)を勝っている牝馬です。

シルクフォーチュンです。2011年(平成23年)の淀の第16回プロキオンステークス(GⅢ)、2012年(平成24年)の府中の第26回根岸ステークス(GⅢ)と中山の第5回カペラステークス(GⅢ)を優勝しています。
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コパノリッキーです。昨年のこのレースは、16番人気での勝利で、その後船橋の第26回かしわ記念(GⅠ)盛岡第14回JBCクラシック(GⅠ)を勝っています。大井第37回帝王賞(GⅠ)第60回東京大賞典(GⅠ)は2着でした。勝てば史上初の連覇達成かつ、中央GⅠ2勝目、地方と合わせてGⅠ4勝目です。
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大井から参戦のハッピースプリントです。南関東の2冠馬(第59回羽田盃(SⅠ)第60回東京ダービー(SⅠ))です。また、ダートグレード競走では門別第40回北海道2歳優駿(GⅢ)と川崎の第64回全日本2歳優駿(GⅠ)も勝っています。中央遠征は2013年(平成25年)の函館2歳ステークス(GⅢ)とコスモス賞(OP)に次いでこの競走が3回目で、同競走を勝てば、1999年(平成11年)の第16回フェブラリーステークス(GⅠ)の勝馬メイセイオペラ以来16年ぶり2頭目の中央GⅠを制した地方所属馬となります。
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グレープブランデーです。一昨年の第30回フェブラリーステークス(GⅠ)の勝馬です。
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サンビスタです。大井の牝馬限定ダートグレード競走、第18回TCK女王盃(GⅢ)を勝って府中で中央重賞初制覇を狙います。
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ベストウォーリアです。昨年の盛岡の第27回マイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ)を勝っており、この競走を勝てば中央GⅠ初勝利、地方と合わせてGⅠ2勝目です。
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ワイドバッハです。第19回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GⅢ)の勝馬です。
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浦和から参戦のサトノタイガーです。昨年春に中央から地方の浦和に移籍し、川崎の川崎マイラーズ(SⅢ)と大井のアフター5スター賞(SⅢ)を勝っています。
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ワンダーアキュートです。2012年(平成24年)の川崎のJBCクラシック(GⅠ)と、昨年の大井の帝王賞(GⅠ)、2つの地方GⅠを勝っていますが、中央GⅠは未勝利で、昨年の中京チャンピオンズカップ(GⅠ)は5着に敗れています。
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インカンテーションです。2013年(平成25年)夏の新潟第5回レパードステークス(GⅢ)と、昨年の秋の第5回みやこステークス(GⅢ)を勝った牡馬です。
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本馬場入場曲は2010年(平成22年)より関東全GⅠ競走で使用を開始し、2012年(平成24年)以降も一部を除く関東GⅠ競走で流されている『Glory』です。ちなみにフェブラリーステークスは2009年(平成21年)まで『グレード・エクウス・マーチ』が流されていました。実況を務めるのは、障害競走の「踏み切って、ジャンプ~」の実況かつ、グリーンチャンネル先週の結果分析」でお馴染みの山本直也アナウンサー(兵庫県加古川市出身)です。ちなみにこの日の障害競走はで行われ、実況はラジオNIKEEI檜川彰人アナウンサーが務めました。

舩山陽司アナウンサーが実況を務め、ジェンティルドンナが引退レースを勝利で飾った昨年の第59回有馬記念(GⅠ)と違い、ファンファーレの生演奏は行われませんでしたが、ドラクエでお馴染みのすぎやまこういち氏作曲の東京・中山GⅠファンファーレが鳴り響くと津波のような大歓声と手拍子が東京競馬場に響き渡りました。ちなみにこの日の舩山アナウンサーは、BSイレブンの「BSイレブン競馬中継」に出演のため府中にも淀にも小倉にも居ませんでした。

各馬が最後の直線に入ると「差せ、差せ、お前なら大井の借りを返せる」と、津波のような声が響き渡りました。ちなみに「大井」とは、昨年暮れの東京大賞典(GⅠ)のことです。

優勝したのは昨年暮れの大井の東京大賞典(GⅠ)は負けて強しの2着だったコパノリッキーで、同馬はフェブラリーステークス史上初の連覇達成、鞍上の武豊はGⅠ102勝目(うちフェブラリーステークス4勝目)です。2番手はインカンテーション、3番手はベストウォーリアです。

一方、地方勢は伸びを欠き、大井から参戦のハッピースプリントは11着、浦和から参戦のサトノタイガーは最下位の16着でした。

表彰式の司会はダノンプラチナが優勝した昨年暮れの仁川の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)の実況も務めたラジオNIKEEI中野雷太アナウンサー(愛知県名古屋市瑞穂区出身)が務めます。
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一方、小倉大賞典(GⅢ)はカレンブラックヒルが優勝しました。同馬は一昨年(2013年(平成25年))のフェブラリーステークスに出走した馬です。[]

最終12Rの金蹄ステークス(準OP)は、パドック撮影ができませんでした。

第1回東京競馬の締めくくりは、府中の看板誘導馬サクセスブロッケンとの撮影会でした。この馬は、2008年(平成20年)の大井の第10回ジャパンダートダービー(GⅠ)と、2009年(平成21年)の第26回フェブラリーステークス(GⅠ)と大井の第55回東京大賞典(GⅠ)の優勝馬です。競走馬引退レースは2011年(平成23年)の第25回根岸ステークス(GⅢ)で、その後誘導馬デビューしたのが2012年(平成24年)です。
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そして、「ご来場有り難うございました JRA東京競馬場」の表示がターフビジョンとパドックビジョン(どちらも三菱電機製)に出ると共に、競馬場を後にし、府中馬霊塔、武蔵国府跡、大国魂神社、伊勢丹府中店を経由し、京王線府中駅へ向かいました。ちなみに府中市には三菱電機の工場は無く、JR東日本武蔵野線北府中駅をを挟んで東芝府中事業所が府中刑務所の西隣に有ります。
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これにより第1回東京競馬(府中)は閉幕し、来週から第2回中山競馬が開幕します。その間、府中では第3回中山競馬までパークウインズとなります。中山では報知杯弥生賞(GⅡ)フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ)のような、皐月賞(GⅠ)の前哨戦が有ります。皆さん、中山でお逢いしましょう。