28日、東京競馬場12Rで行われた第41回ジャパンカップ(GⅠ)は、中団でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の1番人気コントレイル(4、JRA栗東矢作芳人厩舎)が、直線で馬場の真ん中から突き抜け、一旦は抜け出していたC.ルメール騎手騎乗の3番人気オーソリティ(4、JRA美浦木村哲也厩舎)を2馬身差突き放して優勝しました。勝ちタイムは2分24秒7(良)でした。

さらに1.1/2馬身差の3着に川田将雅騎手騎乗の2番人気シャフリヤール(3、JRA栗東藤原英昭厩舎)が入りました。なお、C.デムーロ騎手騎乗の8番人気グランドグローリー(5、G.ビエトリーニ厩舎)は5着、武豊騎手騎乗の9番人気ジャパン(5、A.オブライエン厩舎)は8着、藤岡康太騎手騎乗の12番人気マカヒキ(8、JRA栗東友道康夫厩舎)は14着に終わりました。

勝ったコントレイルは、父ディープインパクト、母ロードクロサイト、その父Unbridled's Songという血統で、昨年無敗でクラシック三冠を達成しています。古馬になった今年は大阪杯で3着、天皇賞(秋)で2着と勝ち星から遠ざかっていたものの、ラストランのここで改めて三冠馬の強さ見せつけ有終の美を飾りました。GⅠは昨年の菊花賞以来で通算5勝目です。これからは父ディープインパクトの後継として、北海道社台スタリオンステーションで"種牡馬生活に入ります。

ディープインパクト産駒牡馬による同レース制覇は初です。また、鞍上の福永祐一騎手、管理する矢作芳人調教師にとっても同レースは初勝利となっています。
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