京王線府中駅から市街地のど真ん中を歩くこと15分で、JRA東京競馬場に到着しました。

東京競馬場のエレベーターは東芝(東芝エレベータ)製と三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製の2種類、エスカレーターは三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製、日立製作所(日立ビルシステム)製、東芝(東芝エレベータ)製の3種類です。

ターフビジョンは三菱電機製のオーロラビジョン、場内テレビ(館内モニター)はシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、三菱電機製(REAL)で、ソニー製(BRAVIA)、パナソニック製(VIERA)は有りません。

本日のメイン11Rは、今年で86回目を迎えた東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)です。令和時代初の東京優駿(日本ダービー)でもあります。

準メイン10Rはむらさき賞(準OP)で、優勝はM.デムーロ騎手騎乗のフランツ、2着は武豊騎手騎乗のレッドイグニス、3着は柴田大知騎手騎乗のプレミオテーラーでした。

むらさき賞の次は、第86回東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)です。それでは出走馬を紹介します。

ロジャーバローズです。お正月福寿草特別(500万下)の優勝馬です。浜中俊騎手が鞍上を務めます。
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さて、「止ま~れ~」の合図で11Rのパドック周回が終了し、騎乗命令で騎手が集合し、それぞれの馬に跨がって18組(馬18頭、騎手18名)の人馬が地下馬道を通って芝コースに向かった所で、東芝製のエレベーターでスタンドの4階に移動しました。

本馬場入場曲は2009年(平成21年)まで東京中山全GⅠレースで使用され、2012年(平成24年)に一部のGⅠレースで使用を再開した『グレード・エクウス・マーチ』です。ちなみに東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)は2010年(平成22年)から2012年(平成24年)まで『Glory』が流されていました。

第86回東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)令和時代初の牡馬クラシックで、実況はラジオNIKKEI中野雷太アナウンサー(愛知県名古屋市瑞穂区出身)が務めます。

締め切り30秒前になり、ファンファーレを生演奏する団体がウィナーズサークルに入ってきましたが、大井競馬のファンファーレを生演奏し、昨年の京都のJBC競走で関西GⅠファンファーレを生演奏したこともある東京トゥインクルファンファーレとは衣装が全然違います。どうやら陸上自衛隊中央音楽隊のようです。ドラクエでお馴染みのすぎやまこういち氏作曲の東京中山GⅠファンファーレが同団体によって生演奏され、大歓声が響き渡ると、人馬18組(馬18頭、騎手18名)の枠入りが始まりました。

各馬が最後の直線に入ると、「差せ、差してくれ、お前なら皐月賞の借りを返せる」と、津波のような声が響き渡りました。

勝ったのはお正月の淀の福寿草特別(500万下)の優勝馬で浜中俊騎手騎乗の12番人気ロジャーバローズで、同馬はこれが重賞およびGⅠ初勝利で、2016年(平成28年)に生まれたサラブレッド7071頭の頂点に立ちました。鞍上の浜中俊騎手はダービー初優勝です。2着は2月の府中第53回共同通信杯(GⅢ)(トキノミノル記念)の勝ち馬で戸崎圭太騎手騎乗のダノンキングリー、3着は3月の阪神若葉ステークス(L)を勝った川田将雅騎手騎乗のヴェロックスでした。

表彰式は芝コースで行われ、フリーアナウンサーの長岡一也氏(中国遼寧省瀋陽市出身)が司会を、女優の土屋太凰氏(東京都墨田区錦糸町出身)と俳優の松坂桃李氏(神奈川県茅ヶ崎市出身)がプレゼンターを務めました。陸上自衛隊中央音楽隊が演奏した曲は『威風堂々第1番中間部』で、これは中山競馬場では演奏されません。

最終12Rは東京府荏原郡目黒村(現在の東京都目黒区)に位置し、1933年(昭和8年)秋の開催を最後に廃場、現在の東京都府中市日吉町に移転となった東京競馬場の前身、目黒競馬場の名を後世に残すために府中移転の前年1932年(昭和7年)に新設された第133回目黒記念(GⅡ)です。出走馬は13頭です。

さて、「止ま~れ~」の合図で11Rのパドック周回が終了し、騎乗命令で騎手が集合し、それぞれの馬に跨がって13組(馬13頭、騎手13名)の人馬が地下馬道を通って芝コースに向かった所で、東芝製のエレベーターでスタンドの4階に移動しました。

目黒記念(GⅡ)の本馬場入場に使用されるBGMは、2010年(平成22年)から使用されている『A Winner』です。

東京都台東区出身の作曲家、すぎやまこういち氏作曲の東京中山GⅡ・GⅢファンファーレ(テープ演奏)が響き渡り、日本ダービー発走地点より東府中寄りからスタートします。

岩田康誠騎手騎乗のアドマイヤエイカンが怪我を理由に3コーナーで競走を中止しました。同馬は診療所で予後不良と診断されたのを理由に安楽死(殺処分)の処置が取られています。

各馬が最後の直線に入ると、「差せ、差してくれ、お前なら目黒の名を府中に残せる」と、津波のような声が響き渡りました。

優勝したのはD.レーン騎手騎乗のルックトゥワイスで、同馬はレコードで重賞初制覇です。同レース2着にはB.アヴドゥラ騎手騎乗のアイスバブル、3着には福永祐一騎手騎乗のソールインパクトが入り、昨年の有馬記念の優勝馬(平成時代最後のグランプリホース)で池添謙一騎手騎乗のブラストワンピースは8着に終わっています。

全レース終了後は、パドックにおいて、東京優駿(日本ダービー)優勝騎手の浜中俊騎手をゲストに迎え、「東京優駿(日本ダービー) レース回顧トークショー」がが行われ、奈良県奈良市西大寺町出身でグリーンチャンネルVANで勝ち馬さがしてみませんか』でお馴染みの津田麻莉奈氏と、2016年(平成28年)まで『BSイレブン競馬中継』に出演していたTIM(京都府京都市伏見区出身のレッド吉田氏と埼玉県深谷市出身のゴルゴ松本氏の2名)の3名が司会を務めました。

そしてトークショー終了後、「ご来場有難うございました JRA東京競馬場」の表示がターフビジョン(三菱電機製のオーロラビジョン)と館内モニター(シャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、三菱電機製(REAL))に出るとともに、競馬場を後にし、大國魂神社等を通って、京王線府中駅へ向かいました。