14日、中山競馬場11Rで行われた第79回皐月賞(GⅠ)は、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の1番人気サートゥルナーリア(3、JRA栗東角居勝彦厩舎)が、直線で内の川田将雅騎手騎乗の4番人気ヴェロックス(3、JRA栗東中内田充正厩舎)、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気ダノンキングリー(3、JRA美浦萩原清厩舎)と激しく競り合い、この争いをわずかに制して優勝しました。勝ちタイムは1分58秒1(良)でした。

2着はアタマ差でヴェロックス、3着はさらにハナ差でダノンキングリーとなりました。なお、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気アドマイヤマーズ(3、JRA栗東友道康夫厩舎)はダノンキングリーから2馬身差の4着に終わっています。

勝ったサートゥルナーリアは、父ロードカナロア、母シーザリオ、その父スペシャルウィークという血統です。これで新馬戦萩ステークスホープフルステークスに続く無傷の4連勝です。審議対象になってしまったのは残念でしたが、3冠馬ディープインパクト以来14年ぶりの皐月賞無敗制覇を達成しました。

明け3歳初戦での皐月賞Vは史上初で、母シーザリオ、兄エピファネイアとの母仔・兄弟クラシック制覇も達成。また、鞍上のC.ルメール騎手はこれで5大クラシック完全制覇を果たしました。

C.ルメール騎手のコメント】
2週連続でとても凄い馬に乗せていただいて嬉しいです。(道中は)良いポジションを取ることができ、馬もリラックスしていました。(直線での競り合いは)彼にとって初めてで、スタンドの前でも物見をしてしまいましたが、ゴールまで頑張ってくれました。今日は休み明けでしたので、ダービーでもっと良くなると思います。