JR東日本船橋法典駅から「ナッキーモール」と呼ばれる地下道を通ること10分で、JRA中山競馬場に到着しました。「ナッキーモール」の動く歩道は住友重機械工業製(一部東芝製)です。

中山競馬場のエレベーターは日本オーチス製5基(うち3基は貴賓・馬主席方面)と三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製2基(レストラン棟)、エスカレーターは日立製作所(日立ビルシステム)製、ターフビジョンは三菱電機製のオーロラビジョン、館内モニターはシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、日立製作所製(Wooo)の3種類で、ソニー製(BRAVIA)とパナソニック製(VIERA)は有りません。なお、日立製作所製(Wooo)は近くソニー製(BRAVIA)に変えられる予定です。

本日の競馬は友引開催で、メインレース11Rは、今回で60回目となるアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ。以下、AJCC)です。

一方、中京競馬場では来月の府中のダートGⅠ、フェブラリーステークスの前哨戦である第36回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)が行われます。

準メイン10Rは準OPのアレキサンドライトステークスで、C.ルメール騎手騎乗のアナザートゥルースが優勝、三浦皇成騎手騎乗のバイタルフォースが2着、田辺裕信騎手騎乗のブライトンロックが3着でした。

メイン11Rは、第60回AJCC(GⅡ)です。今年のAJCC昨年の菊花賞フィエールマンが出走します。頭数は昨年と同じく11頭です。それでは出走馬を紹介します。

シャケトラです。6着に終わった一昨年の第62回グランプリ有馬記念(GⅠ)の後の骨折休養明けで、このレースが13ヶ月ぶりです。 一昨年の第65回日経賞(GⅡ)を優勝しています。
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さて、「止ま~れ~」の合図で11Rのパドック周回が終わり、騎乗命令で騎手達が集まり、それぞれの馬に跨がり、11組の人馬(馬11頭、騎手11名)がグランプリロードを通って芝コースに入った所で、スタンド前の石畳に移動しました。

本馬場入場の少し前に中京競馬11Rで行われたのは第36回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)で、このレースは、先手を取った武豊騎手騎乗の1番人気インティが、そのまま直線に入って後続を突き放し、2着で川田将雅騎手騎乗の2番人気チュウワウィザードに2馬身差をつけ優勝し、さらに7馬身差の3着に藤岡佑介騎手騎乗の4番人気スマハマが入っています。武豊騎手は33年連続の重賞制覇です。

本馬場入場曲は2010年(平成22年)から使用されている『A Winner』です。

AJCC発走前に京都競馬11Rで行われたのは石清水ステークス(準OP)で、柴山雄一騎手騎乗のタイムトリップが優勝、浜中俊騎手騎乗のレッドアンシェルが2着、M.デムーロ騎手騎乗のジョイフルが3着でした。

東京中山GⅡ・GⅢファンファーレ(テープ演奏)が響き渡り、先月のホープフルステークスと同じ場所からスタートします。実況は先月の有馬記念と同じく、ラジオNIKKEI小林雅巳アナウンサーが務めます。

各馬が最後の直線に入ると、「差せ、差してくれ、お前なら有馬記念の借りを返せる」と、津波のような声が響き渡りました。

優勝したのは6着に終わった13ヶ月前の一昨年の有馬記念(武豊騎手騎乗のキタサンブラックが優勝)の後軽度の骨折で長期休養を余儀無くされていた石橋脩騎手騎乗のシャケトラで、同馬は一昨年の日経賞以来およそ2年ぶり2度目の重賞制覇です。2着は昨年の菊花賞馬でC.ルメール騎手騎乗のフィエールマン、3着はO.マーフィー騎手騎乗のメートルダールが入りました。

AJCCの後、中京競馬最終12Rで行われたのは大須特別(1000万下)で、松田大作騎手騎乗のヒロシゲゴールドが優勝、川田将雅騎手騎乗のハニージェイドが2着、鮫島克駿騎手騎乗のシゲルゴホウサイが3着でした。

中山競馬最終12Rは牝馬限定の1000万下で、三浦皇成騎手騎乗のダノングレースが優勝、C.ルメール騎手騎乗のアヴィオールが2着、O.マーフィー騎手騎乗のレッドベルローズが3着でした。

全レース終了後、中央門のバスターミナルからちばレインボーバスJR東日本西船橋駅へ向かい、船橋新鎌ヶ谷経由で家路につきました。

これにより第1回中山競馬は終了し、来週からは府中に舞台を移し、第1回東京競馬が開幕します。第1回東京競馬では最終日に2つしか無いJRAダートGⅠの1つ、第36回フェブラリーステークス(GⅠ)が行われます。

また、地方競馬(主に南関東競馬)では、今度の水曜日には先月東京大賞典が行われた大井競馬場で第22回TCK女王盃(GⅢ)が行われ、JRA所属馬が4頭出走します。なお、TCK女王盃はトゥインクル(ナイター)開催ではなく昼間開催です。