京王線府中駅から市街地のど真ん中を歩くこと15分で、JRA東京競馬場に到着しました。

東京競馬場のエレベーターは東芝(東芝エレベータ)製と三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製の2種類、エスカレーターは三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製、日立製作所(日立ビルシステム)製、東芝(東芝エレベータ)製の3種類です。

ターフビジョンは三菱電機製のオーロラビジョン、場内テレビ(館内モニター)は鴻海精密工業股份有限公司の傘下であるシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、三菱電機製(REAL)で、ソニー製(BRAVIA)、パナソニック製(VIERA)、日立製作所製(Wooo。現在は製造・販売を打ち切り)は有りません。

ウオッカ馬像付近の特設テントにて、有馬記念(第63回グランプリ)当日記念入場券の先行発売があったため、それを購入しました。これで来週ウインズ錦糸町に行く必要が無くなりました。

本日のメイン11Rは、今年で38回目となるジャパンカップ(GⅠ)です。今年のジャパンカップは、半年前の日本ダービーの優勝馬ワグネリアンと、昨年の日本ダービーの優勝馬で先月の天皇賞(秋)の優勝馬でもあるレイデオロが出走を回避したため、14頭立てです。なお、桜花賞優駿牝馬(オークス)秋華賞の3冠牝馬アーモンドアイは出走します。同馬は4冠が掛かっています。

ジャパンカップはスイスに本社が有る時計・宝飾メーカー、ロンジンがオフィシャルパートナーをとなっていて、4年前の第34回から 「ロンジン賞」の副称が付いており、今回(第38回)で5回目です。ゴール板の前の時計もロンジン製です。東京競馬ではこの11Rが最終レースです。

さて、「止ま~れ~」の合図で11Rのパドック周回が終了し、騎乗命令で騎手が集合し、それぞれの馬に跨がって13組(馬14頭、騎手14名)の人馬が地下馬道を通って芝コースに向かった所で、東芝製のエレベーターでスタンドの4階に移動しました。

ジャパンカップの本馬場入場に使用されるBGMは、2010年(平成20年)から定着している『Glory』です。ちなみにジャパンカップは2009年(平成21年)まで『グレード・エクウス・マーチ』が流されていました。

ジャパンカップのファンファーレは生演奏が定着しており、日本ダービーのファンファーレの生演奏も務めた陸上自衛隊中央音楽隊が務めます。

実況は牝馬クラシック3冠の実況も務めた青森県青森市大釈迦出身でラジオNIKKEI小塚歩アナウンサーが務めます。小塚アナのジャパンカップの実況は初です。

各馬が最後の直線に入ると、「差せ、差してくれ、お前なら天皇賞の借りを返せる」と、津波のような声が響き渡りました。

優勝したのはC.ルメール騎手騎乗の3冠牝馬アーモンドアイで、同馬はGⅠ4勝目(実況を務めた小塚歩アナウンサーは「4冠」)、C.ルメール騎手は今年のGⅠ7勝目です。2着は川田将雅騎手騎乗のキセキ、3着は昨年の菊花賞馬でM.デムーロ騎手騎乗のスワーヴリチャードが入っています。なお、J.モレイラ騎手騎乗のサトノダイヤモンドは6着に終わっています。

表彰式は芝コースで行われ、日本ダービーの実況を務めたラジオNIKKEI中野雷太アナウンサーが司会を、福岡県北九州市小倉南区出身の体操選手、内村航平氏がプレゼンターを務めました。

表彰式終了後、京都競馬最終12Rで行われた第63回京阪杯(GⅢ)のVTRが流され、このレースは、好位の内でレースを進めた北村友一騎手騎乗の1番人気ダノンスマッシュが、直線で最内を突いて抜け出し、同じく最内で脚を伸ばしてきた岩田康誠騎手騎乗の12番人気ナインテイルズに1.3/4馬身差をつけ優勝し、さらにハナ差の3着に菱田裕二騎手騎乗の11番人気ダイアナヘイローが入っています。

その結果、本日の重賞は東西揃ってロードカナロア産駒が制したことになります。後者については父のロードカナロアも2011年(平成23年)に当時土曜日開催だった京阪杯を3歳で制しており、父子制覇の達成です。(2014年(平成26年)に種牡馬デビューした引退競走馬としては皐月賞(2011年(平成23年)オルフェーヴル今年エポカドーロ)以来2組目)

全レース終了後は、ターフビジョンおよびパドックビジョンで、東京競馬7R~11Rのレースリプレイと、ジャパンカップおよび京阪杯のパトロールビデオが放映されました。なお、GⅠ開催日ながら、トークショーは行われませんでした。

払い戻し窓口締め切り後、競馬場を後にし、京所道と酉の市開催中の大國魂神社境内、「キテキテ府中マルシェ~エコ&ナチュラル~」の会場を通って、京王線府中駅へ向かいました。

これにより、第5回東京競馬第5回京都競馬は終了し、来週からはスプリンターズステークス以来となる第5回中山競馬第5回阪神競馬が開幕します。ローカルでは夏競馬以来となる第4回中京競馬が開幕します。中山競馬では有馬記念ホープフルステークスが、阪神競馬では阪神ジュベナイルフィリーズ朝日杯フューチュリティステークスが、中京競馬ではチャンピオンズカップが行われます。競馬ファンの皆さん、中山でお逢いしましょう。