24日、阪神競馬場11Rで行われた第59回宝塚記念(GⅠ)は、先団の後ろでレースを進めた和田竜二騎手騎乗の7番人気ミッキーロケット(5、JRA栗東音無秀孝厩舎)が、直線入り口で先頭に立ってゴールまで押し切り、後方から猛然と追い上げてきたH.ボウマン騎手騎乗の10番人気ワーザー(7、香港J.ム ーア厩舎)にクビ差をつけ優勝しました。勝ちタイムは2分11秒6(稍重)でした。

さらに3馬身差の3着に高倉稜騎手騎乗の12番人気ノーブルマーズ(5、JRA栗東宮本博厩舎)が入りました。なお、福永祐一騎手騎乗の3番人気ヴィブロス(5、JRA栗東友道康夫厩舎)は4着、C.ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(5、JRA栗東池江泰寿厩舎)は6着、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気キセキ(4、JRA栗東角居勝彦厩舎)は8着に終わっています。

勝ったミッキーロケットは、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、その父Pivotalという血統です。昨年1月の日経新春杯以来の勝利にして、念願のGⅠ初制覇を果たしました。また、鞍上の和田竜二騎手は2001年の天皇賞・春(テイエムオペラオー)以来、17年ぶりのJRA・GⅠ制覇となりました。

和田竜二騎手のコメント】
(17年ぶりのGⅠ制覇に)長かったですね。オペラオーが後押ししてくれたと思います。勝ってオペラオーに報告したかったんですけど、やっと胸を張って行けると思います。

(レースは)馬場が乾いてくれたので、絶対に内の良いところを通ろうと思っていました。(馬が)スタートが上手になっているのでそれが心強かったです。前は流れていましたが、ロングスパートをかけようと思っていました。勝負どころさえついていければ直線は頑張ってくれる馬なので、その特徴を生かせたと思います。
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