23日、中山競馬場(千葉県船橋市古作1丁目)で行われた第140回中山大障害(J・GⅠ)は、好位~2番手の位置で各障害をクリアしていった石神深一騎手騎乗の1番人気オジュウチョウサン(6、JRA美浦和田正一郎厩舎)が、大逃げを打って粘る林満明騎手騎乗の2番人気アップトゥデイト(7、JRA栗東佐々木晶三厩舎)をゴール前で捕らえ、これに1/2馬身差をつけ優勝しました。勝ちタイムは4分36秒1(良、レコードタイム)でした。

さらに大差の3着に高田潤騎手騎乗の5番人気ルペールノエル(7、JRA栗東藤原英昭厩舎)が入りました。なお、金子光希騎手騎乗の3番人気シンキングダンサー(4、JRA美浦武市康男厩舎)はルペールノエルとクビ差の4着に終わりました。また、出走15頭全てが完走しました。

勝ったオジュウチョウサンは、父ステイゴールド、母シャドウシルエット、その父シンボリクリスエスという血統です。単勝1.1倍の圧倒的支持に応え、障害競走にグレード制を導入した1999年以降では初となるJ・GⅠ4勝を達成しました。JRA重賞8連勝はテイエムオペラオーに並ぶ最多タイ、障害重賞8勝はコウエイトライに並ぶ最多タイの記録です。また、鞍上の石神深一騎手はこの勝利で今年の障害リーディングを確定させました。