JR東日本船橋法典駅から「ナッキーモール」と呼ばれる地下道を通ること10分で、JRA中山競馬場に到着しました。「ナッキーモール」の動く歩道は住友重機械工業製(一部東芝製)です。

中山競馬場のエレベーターは日本オーチス製5基(うち3基は貴賓・馬主席方面)と三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製2基(レストラン棟)、エスカレーターは日立製作所(日立ビルシステム)製、ターフビジョンは三菱電機製のオーロラビジョン、館内モニターはシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、日立製作所製(Wooo)の3種類で、ソニー製(BRAVIA)とパナソニック製(VIERA)は有りません。

本日のメイン11Rは今年で58回目となるアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)です。

今年のアメリカジョッキークラブカップは、先月の第61回有馬記念(GⅠ)をパスした2014年(平成26年)のダービー馬ワンアンドオンリーが出走します。それでは出走馬を紹介します。

タンタアレグリアです。重賞未勝利馬で、2015年(平成27年)春の中京の大寒桜賞(500万)を勝っています。
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ゼーヴィントです。昨年の福島ラジオNIKKEI賞(GⅢ)を勝っています。
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11Rのパドック周回中に行われたのは来月の府中のフェブラリーステークス(GⅠ)の前哨戦である中京のメイン11R、第34回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)で、このレースは中団でレースを進めた横山典弘騎手騎乗の1番人気グレンツェントが、直線で先行各馬を差し切り、好位追走から内で渋太く伸びた12番人気モルトベーネに1/2馬身差をつけ優勝し、以下モルトベーネ、メイショウウタゲ、ショウナンアポロン、カゼノコの順に入線しています。

さて、「止まれ」の合図で11Rのパドック周回が終わり、騎乗命令で騎手達が集まり、それぞれの馬に跨がり、人馬がグランプリロードを通って芝コースに入った所で、スタンド前の石畳に移動しました。

ファンファーレ(テープ演奏)が鳴り響き、17組(馬17頭、騎手17名)の人馬が馬番と同じ番号のゲートに入ります。実況は「世界のロードカナロア」の名実況並びに「BSイレブン競馬中継」でもお馴染みのラジオNIKKEI小林雅巳アナウンサーが務めます。

スタートから最後の直線コースまでは良かったのですが、最後の直線コースに差し掛かった時、唯一の牝馬であるシングウィズジョイが転倒し、同馬は競走中止となり、完走は16組(馬16頭、騎手16名)となりました。

優勝したのはタンタアレグリア、2着はゼーヴィント、3着はミライヘノツバサで、タンタアレグリアは重賞初勝利です。

ただ、気になるのは、シングウィズジョイのことで、大勢の人達が4コーナー前に集まっています。僕はウィナーズサークルへ行き表彰式の様子を見ました。ふと4コーナー方面を見ると、シングウィズジョイが起き上がることができないまま馬運車で診療所へと運ばれる様子が確認されました。この際、落馬事故現場は幔幕で仕切られました。

こちらはシングウィズジョイが前の馬に触れて転倒し、競走を中止した地点です。
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最終12Rは4歳以上1000万下・牝馬限定の一般レースで、ブリガアルタが勝利しています。

全レース終了後、「ナッキーモール」と呼ばれる地下道を通って、JR東日本船橋法典駅へ向かい、電車で家路につきました。

この移動中に、シングウィズジョイが診療所での診察の結果、残念ながら左上腕骨々折で予後不良と診断され殺処分(安楽死)の処置が取られたとの記事がJRAホームページに掲載されたのを見ました。(こちらこちらを参照)

さて、これを以て第1回中山競馬は終了し、来週から第1回東京競馬が開幕します。京都競馬は第1回から第2回に開催変わりします。第1回中京競馬はあと1週残っています。