JR東日本船橋法典駅から「ナッキーモール」と呼ばれる地下道を通ること10分で、JRA中山競馬場に到着しました。「ナッキーモール」の動く歩道は住友重機械工業製(一部東芝製)です。

本日はメインレースが10Rで、府中日本ダービーと並ぶ競馬の祭典で、NHK紅白歌合戦や日本テレビ系列「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の名物「絶対に笑ってはいけないシリーズ」とともに年末の風物詩となっており、今年で61回目、レース名も中山グランプリから改めてからは60年目、GⅠに格付けされてからは33年目のグランプリ有馬記念(GⅠ)です。中国語表記は「有马纪念(Youma-jinian)」、韓国語表記は「아리마 기념(Arima-Ginyeom)」です。

今回は記念入場券が前売りのため、12月4日(日)にウインズ錦糸町東館で購入したものを持ってきました。(前売記念入場券の発売についてはこちら)

こちらが有馬記念の前売記念入場券です。(12月4日(日)に自宅で撮影)


僕は前売記念入場券を持っていたため、入場券売場に並ばずに入りましたが、入場券売場に並んで一般入場券を買う人達の姿も有りました。

中山競馬場のエレベーターは日本オーチス製5基(うち3基は貴賓・馬主席方面)と三菱電機(三菱電機ビルテクノサービス)製2基(レストラン棟)、エスカレーターは日立製作所(日立ビルシステム)製、ターフビジョンは三菱電機製のオーロラビジョン、館内モニターはシャープ製(AQUOS)、東芝製(REGZA)、日立製作所製(Wooo)の3種類で、ソニー製(BRAVIA)とパナソニック製(VIERA)は有りません。

準メイン9Rは阪神競馬場から移設され、レース名をラジオNIKKEI杯2歳ステークスから改めて格付けもGⅢからGⅡに格上げされて3年目の第33回ホープフルステークス(GⅡ)です。

このレースは、後方3番手に構えたC.ルメール騎手騎乗の1番人気レイデオロが、直線で一気に脚を伸ばして各馬を交わし去り、最後は内を突いて伸びた2着の8番人気マイネルスフェーンに1.1/4馬身差をつけ優勝しました。以下グローブシアター、ベストリゾート、サングレーザーの順にゴール板を通過しています。

メイン10Rは第61回グランプリ有馬記念(GⅠ)です。何と、今年の有馬記念は、2013年(平成25年)の皐月賞馬ロゴタイプ、一昨年の皐月賞馬イスラボニータ、同年のダービー馬ワンアンドオンリー、今年の皐月賞馬ディーマジェスティ、今年のダービー馬マカヒキが出走せず、昨年の皐月賞とダービーの2冠馬ドゥラメンテが引退したため皐月賞馬とダービー馬が不在です。なお、菊花賞馬はキタサンブラックとサトノダイヤモンドの2頭が出走しています。それでは出走馬を紹介します。

キタサンブラックです。第76回菊花賞(GⅠ)第153回天皇賞(春)(GⅠ)、ジャパンオータムインターナショナル・ロンジン第36回ジャパンカップ(GⅠ)をはじめ、6つの重賞を勝っており、そのうち3つは武豊騎手の鞍上で勝っています。
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ゴールドアクターです。昨年のこのレースの優勝馬で、他には府中の第53回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)、中山の第64回日経賞(GⅡ)、中山の第62回産経賞オールカマー(GⅡ)と、重賞を4つ勝っています。
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サトノダイヤモンドです。第77回菊花賞(GⅠ)を勝っており、他には淀の第56回きさらぎ賞(GⅢ)仁川第64回神戸新聞杯(GⅡ)を勝っています。
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本馬場入場曲は2009年(平成21年)まで東京・中山全GⅠレースで使用され、2012年(平成24年)に一部のGⅠレースで使用を再開した『グレード・エクウス・マーチ』です。ちなみに有馬記念2010年(平成22年)と2011年(平成23年)は『Glory』が流されていました。

有馬記念のファンファーレは原則として生演奏で、本日はシンハライトが優勝した府中のオークスの生演奏も務めた海上自衛隊東京音楽隊が務めます。同団体の生演奏は4年ぶりです。実況はモーリスが優勝した府中の天皇賞・秋(GⅠ)の実況も務めたラジオNIKKEI舩山陽司アナウンサーが務めます。小塚歩アナウンサーはTIMのレギュラー番組『BSイレブン競馬中継』に出演しており競馬場には居ません。

混雑を理由にスタンド方面への出入口が閉鎖されていたため、館内モニターでの観戦となり、僕は東芝製のモニターで観戦しました。海上自衛隊東京音楽隊の演奏するGⅠファンファーレがあまりにも酷く、僕は東芝製のモニターに向かって「下手くそお前等それでもプロか」とツッコミを入れました。

各馬が最後の直線に入ると「差せ、差してくれお前なら昨年に続いて連覇を達成できる」と、津波のような声が館内にも響き渡りました。

このレースを制したのはサトノダイヤモンドで3歳馬の制覇は4年ぶりです。2着に先月のジャパンカップ馬キタサンブラック、3着に昨年のグランプリホース、ゴールドアクターが入りました。

表彰式はチバテレ制作・UHF系列「金曜競馬CLUB」の司会、長岡一也氏が司会を、米国ニューヨークヤンキース田中将大投手がプレゼンターを務めました。海上自衛隊東京音楽隊の表彰式音楽の生演奏も行われました。

中山の最終11Rはハッピーエンドカップで、アルティマブラッドが優勝、ナンヨーアミーコが2着、エリーティアラが3着でした。

全レース終了後は、フジテレビみんなのKEIBA」の番組出演者(井崎脩五郎さん、細江純子さん、佐野瑞樹アナウンサー、小澤陽子アナウンサー)による「みんなのKEIBAプレゼンツ!有馬記念レース回顧JRA2016トークショー!」が行われ、フジテレビの映像がシャープ製、東芝製、日立製作所製の館内モニターと三菱電機製ターフビジョン(オーロラビジョン)に映されました。『グレード・エクウス・マーチ』が流されるとともに、自動車がグランプリロードに乗り入れ、北島三郎さんや鈴木淑子さん等が降りてきました。なお、北島さんは大晦日に放送されるNHK紅白歌合戦には出場せず、有馬で「まつり」を披露しました。

そして、サトノダイヤモンドとルメール騎手が館内モニターに映ると同時に、イルミネーション撮影です。

そして、競馬場を後にし、JR東日本西船橋駅へ向かいました。

さて、今年の中央競馬は全て閉幕し、年明けは箱根駅伝の2日後、来月5日の中山金杯(GⅢ)と京都金杯(GⅢ)からスタートします。