1997年(平成9年)の宝塚記念(GⅠ)に優勝し、1999年(平成11年)から2014年(平成26年)までは種牡馬生活を送っていた マーベラスサンデーが、30日(木)朝、老衰のため黄泉の国に旅立ちました。24歳でした。マーベラスサンデーは2度目の種牡馬登録抹消後、北海道日高郡新ひだか町に有る織田米晴氏の自宅で繋養され余生を送っていました。

同馬は1995年(平成7年)にデビューしました。骨折によりクラシック参戦こそかないませんでしが、1996年(平成8年)エプソムカップ(GⅢ)を皮切りに重賞4連勝をマーク、翌年の宝塚記念ではGⅠ初タイトルを奪取し、JRA最優秀5歳以上牡馬に輝きました。

通算成績は15戦10勝(うちGⅠ・1勝を含む重賞6勝)で、全て武豊騎手が手綱をとりました。

競走馬を引退したのは1998年(平成10年)春で、翌1999年(平成11年)からCBスタッド(現在は廃止・閉場)で種牡馬入りします。CBスタッドが2003年(平成15年)に倒産により業務廃止・閉場してからは優駿スタリオンステーションに移動し、種牡馬登録抹消まで同牧場に繋養されました。種牡馬としては中山大障害V2のキングジョイ、GⅡ・3勝馬シルクフェイマスなどを輩出しています。