2015年の皐月賞(GⅠ)と日本ダービー(GⅠ)などに優勝したドゥラメンテは、本日(6月29日(水))付けで競走馬登録を抹消し引退しました。26日(日)に阪神競馬場で行われた宝塚記念で2着となったのが引退レースとなりました。

通算成績は9戦5勝、獲得賞金は6億6106万円でした。

引退理由は宝塚記念2着後、左前肢跛行が明らかになり、栗東トレセンの診療所を経てノーザンファームしがらきへ放牧、経過を観察した結果、獣医師から競走能力喪失の診断が下されたためです。

今後、同馬はキングカメハメハの後継として種牡馬入りする予定ですが、ゴリ押しで引退・種牡馬入りを決めたため、繋養地は未定です。

堀宣行調教師のコメントは以下の通りです。
「ドゥラメンテ号は、先日の競走で発症した疾病(複数の靭帯・腱の損傷)について、本日オーナーサイドと協議した結果、競走馬登録を抹消し種牡馬入りすることとなりました。本馬の競走馬としての完成はまだまだ先であると感じておりましたので、このようなアクシデントで競走馬生命を絶たれてしまったことは、大変残念に思います。今後は種牡馬として活躍してくれることと思います。これまでドゥラメンテ号に多大なる応援をいただきましてありがとうございました。」

産駒の初出走(種牡馬デビュー)は早ければ2020年(平成32年)の第88回日本ダービー(GⅠ)の翌週以降で、有馬記念等他のGⅠレース出走は産駒に託されます。