熊本地震」の影響から、一部区間で運休が続く九州新幹線について、JR九州は、回送列車が脱線した熊本(熊本県熊本市中央区)~新水俣(熊本県水俣市)間の運転を28日にも再開する方針を固めました。

既に復旧した新水俣~鹿児島中央(鹿児島県鹿児島市)間に続き、23日には博多(福岡県福岡市博多区)~熊本間の運転を再開しています。春の大型連休を前に、全線復旧する見通しとなりました。ちなみに僕は、「全線運転再開は日本ダービーの後になる」と考えていました。

不通になっている熊本~新水俣間(75㎞)では23日も、脱線車両の撤去作業が行われました。車両をクレーンでつり上げる方法で5、6両目を線路上に戻し、全6車両の脱線状態を解消しました。JR九州幹部は、「鉄道設備に致命的な破損はなかった。阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)後の耐震基準に沿って造られたことが奏功したのではないか」と説明しています。

ここで、皆さんに新幹線が大規模地震災害(以下、大震災)で被災してから全線で運転を再開するまでの日数を説明いたします。

【東海道・山陽新幹線】
1995年(平成7年)1月17日(火)の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)で京都(京都府京都市下京区)~姫路(兵庫県姫路市)間が被災、大震災から83日後の同年4月8日に全線運転再開。

【上越新幹線】
2004年(平成16年)10月23日(土)の新潟県中越地震(中越大震災)で越後湯沢(新潟県湯沢町)~新潟(新潟県新潟市中央区)間が被災、大震災から66日後の同年12月28日(火)に全線運転再開。

【東北新幹線】
2011年(平成23年)3月11日(金)の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で東京(東京都千代田区)~新青森(青森県青森市)間(全線)が被災、大震災から49日後の同年4月29日(金・祝)に全線運転再開。