南関東地方競馬では、明日から、今年度最初の船橋ケイバの開催が始まります。

船橋競馬場の近隣に有る廃止・閉場(以下、廃場)となった施設が、船橋オートレース場です。最寄り駅は京成本線の船橋競馬場(1987年(昭和62年)まではセンター競馬場前)駅JR東日本京葉線の南船橋駅です。

この施設は、入場者数および売り上げ減の他、開催経費やシステム改修、スタンド耐震工事、走路改修費用、土地施設の賃貸料が負担となる等のデメリットが多く、開催の継続は難しいと施行者(千葉県、船橋市の2自治体)が判断し、2014年(平成26年)8月に千葉県と船橋市により廃止が決まった模様です。ちなみに僕がふなばしオート廃止の話を聞いたのは、昨年の皐月賞当日(2015年(平成27年)4月19日(日))の芝コース開放の時で、近くの男性が「お前知ってるか、ふなばしオートは船橋競馬場の近くに有るんだけど、それが来年で廃止されるんだって。お客さんが少ないのと、売り上げが低迷してるからなぁ」と友人に話していました。

僕は中央公民館(エレベーターは東芝(東芝エレベータ)製)を本拠地とする団体(ホームページ無し)に所属しており、その団体が年2回ほど船橋オートレース場と船橋競馬場の近くに有る青少年会館(エレベーター無し)へ向かう際には、オートレース場の前を通り、オートバイの音を聞くことも有りました。ちなみに近隣の船橋競馬場では、ナイター開催を昨年から始めており、2年目を迎えます。

最終日の3月21日(月・祝)は、中山競馬場では第30回フラワーカップ(GⅢ)が行われる日で、あちらでも観客が来ていましたが、こちらはこの開催を以て廃催となるためか、ゴールドシップの引退式や、府中のフェブラリーステークス(GⅠ)と同人数の5万人の観客が廃止を惜しみやって来ていました。

船橋オートレース場の場内テレビはすべてシャープ製(AQUOS)で、ソニー製(BRAVIA)、東芝製(REGZA)、パナソニック製(VIERA)、日立製作所製(Wooo)、三菱電機製(REAL)は新設から廃場まで有りませんでした。

ふなばしオート最後のレース(12R)は第24回特別GⅠ共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦で、1着が永井大輔、2着が青山周平、3着が中村雅人でした。
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全レース終了後は閉場式が行われ、森田健作千葉県知事と松戸徹船橋市長が「65年の歴史の中で財政面で大きく貢献していただきましたが、入場者数や売り上げの減少で今後の事業継続が困難となり、廃止という苦渋の決断となりました」と挨拶しましたが、中山競馬場で行われた昨年12月の有馬記念当日の全レース終了後のゴールドシップの引退式とは異なり、5万人の観客からは「有り難う」の声は全く無く、「帰れ」「廃止を決めたのはあんた達だろうがよ」「さっさと廃止を撤回しろ」といった怒号が場内に響きわたりました。そして「森田」「松戸」と呼び捨てする者も現われました。特に「帰れ帰れ帰れ」は観客全員でコールした模様です。
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なお、場外発売(川口伊勢崎浜松飯塚山陽)は3月30日(水)まで行われ、同日の閉門時刻を以て65年の歴史に幕を降ろしました。

廃場後、場外発売機能は競輪場外「サテライト船橋」とともに船橋競馬場正門前に移転し、4月8日(金)に「オートレース船橋」として再オープンしました。全機能廃止・閉場したオートレース場は近く取り壊しが行われ、跡地にはマンションが建設される予定で、今度は建設業者の重機の音が聞こえる見込みです。

ちなみに2013年(平成25年)に廃場した福山競馬場は、最終日は1万人を超える観客で埋まっています。観客達は「帰れ、帰れ」とは言わず、「有り難う」と叫ん模様です。