5月の園田の兵庫チャンピオンシップ(GⅡ)、8月の新潟のレパードステークス(GⅢ)と、重賞2勝を挙げたクロスクリーガーが21日早朝、放牧先で急死したことが明らかになりました。20日午前、疝痛(せんつう)の症状を示し、X(エックス)大腸炎と診断されました。夜には一時、持ち直したものの21日朝に容体が急変し、協議の結果予後不良と判断、殺処分(安楽死)の処置が取られ、同日付けで競走馬登録抹消の手続きが取られました。

7月の大井のジャパンダートダービー(GⅠ)でも2着に奮闘しました。ダートでは〈5・1・1・0〉と底を見せていなかった素質馬の突然の死に、庄野師は「悲しいです。これからがあっただけに残念です。輸送によるストレスなどがあったのではないかと思います」と無念をにじませました。通算成績は8戦5勝(地方2戦1勝)でした。