平日10本の発着、終電が午前8時台で「都会の秘境駅」とも呼ばれる阪堺電気軌道の住吉公園駅(大阪府大阪市住吉区)が、来年1月30日の運行を最後に廃止されます。同社が28日、住吉公園駅と住吉駅を結ぶ区間200mを、1月31日に廃止すると発表しました。

住吉公園駅は、南海電気鉄道住吉大社駅との乗換駅です。1913年(大正2年)に開業し、天王寺駅前駅とを結ぶ電車が発着しています。しかし、2014年(平成26年)のダイヤ改定で、平日132本あった電車が朝7~8時台の10本に成ってしまいました。そのせいで、1日の乗降客も改定前の約700人から、100人以下に減っています。

老朽化した線路などの改修に約5億円かかり、「経営への影響が大きい」として廃止を決めました。同駅から100~200mの場所に他の駅が2つ(住吉鳥居前駅、住吉大社駅)あり、同社は「利用者への影響は小さい」とみています。
イメージ 3イメージ 5イメージ 4イメージ 1イメージ 2イメージ 6