JR北海道は10日、留萌本線留萌増毛間の16.7㎞を2017年(平成29年)春までに廃線にする意向を留萌市増毛町に伝えたと発表しました。留萌市と増毛町は「鉄道は自動車と比べて排気ガスが少ない乗り物だ。簡単に廃線にするな」と主張し、存続を求める方針です。
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2014年度(平成26年度)の同区間の利用客は1㎞当たり1日平均39人で同社が発足した1987年度(昭和67年度)の同480人に比べ12分の1以下に減少し、JR北海道の中で極めて少ない線区になっています。
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2013年度(平成25年度)は1億6000万円以上の赤字を計上し、同区間は自然災害が多く将来的な防災工事費を含め、鉄道授業を維持するのが困難とし今回の廃線を決定しました。

留萌~増毛間は春先に雪や土砂が流入しやすくなるほか大雨による土砂崩れが起こりやすく自然災害が多いのが特徴で、1日の本数は上り7本、下り6本の合計13本、並行している路線バスは22本運行しているといいます。

営業運転を終了すると江差線木古内~江差間に次ぐものとなります。
(鉄道コムより引用)