一昨年(2013年(平成25年))、山口県周南市で男女5人を死亡させたなどとして殺人と放火の罪に問われている被告の裁判員裁判で、検察は「社会を震撼させた凶悪な事件で、遺族も極刑を求めている」などとして死刑を求刑しました。
山口県周南市の保見光成被告(65)は一昨年7月、同じ集落に住む男女5人を木の棒で殴って死亡させ、住宅2棟に火をつけて全焼させたとして、殺人と放火の罪に問われています。
山口地方裁判所で行われているこれまでの裁判員裁判で、保見被告は起訴内容を否認し無罪を主張していて、弁護側は「当時、被告は善悪を判断する能力が失われた心神喪失か、能力が損なわれた心神耗弱だった」と主張して事件当時の責任能力も争点になっています。10日(金)の裁判で検察は、「被告は被害者を含む近隣住民とのトラブルを抱えていた。うわさや挑発などをされていると妄想する精神障害があったものの、影響は著しいものではなく責任能力はあった」と指摘しました。そのうえで「社会を震撼させた凶悪な事件で残忍な犯行だ。遺族の悲痛も大きく一様に極刑を求めている」として死刑を求刑しました。
裁判は午後から弁護側が最終弁論を行って全部の審理を終え、判決は今月28日(火)に言い渡されます。
山口県周南市の保見光成被告(65)は一昨年7月、同じ集落に住む男女5人を木の棒で殴って死亡させ、住宅2棟に火をつけて全焼させたとして、殺人と放火の罪に問われています。

山口地方裁判所で行われているこれまでの裁判員裁判で、保見被告は起訴内容を否認し無罪を主張していて、弁護側は「当時、被告は善悪を判断する能力が失われた心神喪失か、能力が損なわれた心神耗弱だった」と主張して事件当時の責任能力も争点になっています。10日(金)の裁判で検察は、「被告は被害者を含む近隣住民とのトラブルを抱えていた。うわさや挑発などをされていると妄想する精神障害があったものの、影響は著しいものではなく責任能力はあった」と指摘しました。そのうえで「社会を震撼させた凶悪な事件で残忍な犯行だ。遺族の悲痛も大きく一様に極刑を求めている」として死刑を求刑しました。

裁判は午後から弁護側が最終弁論を行って全部の審理を終え、判決は今月28日(火)に言い渡されます。
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