昨日夜遅く、JRA後藤浩輝騎手(神奈川県相模原市中央区出身)が茨城県阿見町の自宅で首を吊って死亡しているのが発見されました。40歳(ラジオNIKEEI舩山陽司アナウンサー(埼玉県志木市出身)と同世代)の若さでした。阿見町を管轄する茨城県警牛久署は自殺したとみて調べています。

同騎手は大怪我により長期間戦線離脱していましたが、昨秋に復帰しました。以後順調に勝ち星を積み重ね全盛期の輝きを取り戻しつつありました。先週土曜(21日)の東京GⅢダイヤモンドステークス(リキサンステルス騎乗)で落馬しヒヤリとさせましたが、頚椎捻挫と診断されました。大事には至らず日曜(22日)の京都競馬には予定通り騎乗しました。2勝をあげるなど変調は感じさせませんでした。なお、最後の勝鞍となったのは、京都の宇治川特別(1000万下)でした。

26日も夕方まで家族と普通に過ごしており、動機は今のところ不明です。

後藤騎手は1992年(平成4年)に美浦の伊藤正徳厩舎所属で騎手デビュー。1995年にフリーとなり、米国武者修行を経て、1997年以降は勝ち鞍を伸ばし、関東のトップジョッキーの仲間入りを果たしました。2002年には安田記念でアドマイヤコジーンに騎乗してJRA・GⅠ初制覇。GⅠ(交流競走も含む)は8勝挙げています。JRAの通算成績は1447勝。同重賞勝ち鞍は53です。

2012年(平成24年)5月の府中のNHKマイルカップ(GⅠ)での落馬負傷後、幾度の困難を切り抜けてきただけに、何とも悔やまれます。

JRAの後藤正幸理事長(東京都府中市出身)は「突然のご訃報に接し、ただただ驚いております。見事な騎乗で活躍されていたご生前の姿をおしのびし、悲しみにたえません。心からご冥福をお祈りいたします」とコメントしました。
 
おそらく、昨年の府中の奥多摩ステークス(準OP)で12着に入線するもレース中に発症した回復不能の怪我で安楽死の処置が取られたシゲルスダチの後を追う形で首吊り自殺をしてしまったと思われます。

先輩の武豊や佐藤哲三(引退)、後輩の池添謙一や三浦皇成、キャスターの大澤幹朗、フジテレビの福原直英アナウンサーやラジオNIKEEI木和田篤アナウンサー等、各方面からは「競馬をする気になれない」「後藤、お前は良い奴なのに~」「バカヤロー、先に黄泉の国に旅立つ奴が有るか」「何で死んじゃったんだ~」等の声が上がっていました。死んだ人に死亡理由など聞ける訳が有りません。

遺体は午前10時現在、茨城県土浦市内の病院の霊安室に安置中(土浦市内の病院霊安室の照明と空調は東芝製では無く日立製作所製、片隅に有るCDラジカセは東芝製)で、お通夜と葬儀・告別式は同市内において密葬形式で行われ、お別れ会は後日、東京競馬場近くの府中の森市民聖苑(東京都府中市)で競馬開催日と重ならない平日に開催される予定です。喪主は元タレントで現在は一般人の麻利絵夫人(旧姓:湯原 東京都府中市出身)が務めます。
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