2008年(平成20年)6月8日(日)に東京秋葉原で7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で殺人罪などに問われ1、2審で死刑判決とされた元派遣社員・加藤智大被告(32)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は2日、被告の上告を棄却しました。死刑判決が確定する事になります。

加藤被告は歩行者天国にトラックで突っ込み3人を殺害、2人に怪我をさせました。その後、ナイフで通行人を無差別に刺し、4人が死亡、8人が重軽傷を負いました。弁護側は加藤被告の精神疾患による心神喪失、心神耗弱の疑いを主張しましたが、1審の東京地裁では完全責任能力を認め、2審の東京高裁でも控訴が退けられました。最初は、交通事故と考え、最悪でも懲役30年と考えていました。(危険運転致死傷罪が成立し、併合や加重が行われたた場合。加重しない場合は原則として1年以上20年以下の有期懲役)こちらの写真は、事件当日の現場の様子です。
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この事件の参考になった事件が、茨城県土浦市のJR東日本荒川沖駅と市内の住宅地で発生した土浦連続殺傷事件と、宮城県仙台市青葉区の商店街で発生した仙台アーケード街トラック暴走事件、そして吉岡守(旧姓:宅間)元死刑囚(2004年(平成16年)刑死)の犯行による大阪府池田市で発生した附属池田小事件です。

2010年(平成22年)11月9日(火)に行われた公判では、遺族達の「加藤、よく聞け。お前は土浦と仙台、そして大阪府の附属池田小の事件を参考にしやがってなんて取り返しのつかないことをしてしまったんだ
何で他人を殺傷しなければならないのか」や「俺の息子を返せできることなら、お前をトラックで撥ねて(仙台の事件を参考)ナイフで刺して(附属池田小と土浦の事件を参考)殺してやりたい」等の怒号が飛び交っていました。深く反省していれば、有期の懲役刑の可能性もなきにしもあらずで、前科が無い場合、10年以上なら千葉刑務所、それ以下なら黒羽刑務所に収監されますが、彼らは、裁判官には「加藤が刑務所を出て土下座して謝っても、私達は奴を許す事ができません。奴を死刑にしてください」等と言っていました。

事件当日は、東京競馬場(東京都府中市)で安田記念(GⅠ)がありました。この競走は、前年の第75回東京優駿日本ダービー(GⅠ)の優勝馬で、同年の
第53回有馬記念(GⅠ)にも出走したウォッカが優勝しました。府中に行けば、殺されなかったかも知れません。

一度死刑判決が確定すれば、袴田さんのようにならない限り、社会復帰はできる訳が有りません。勿論、選挙に行ける訳も、馬券が買える訳も無く、只、殺される日を待つだけです。