12月28日の出来事の第2話です。往路の道中についてはコチラをご覧ください。

JR東日本船橋法典駅から地下道を歩くこと10分で、中山競馬場に到着しました。

準メインは阪神競馬場から移設し、競走名をラジオNIKKEI杯2歳ステークスから改めGⅡに昇格した9Rの第31回ホープフルステークス(GⅡ)です。

シャイニングレイです。前走は京都新馬戦です。
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ブラックバゴです。前走は府中未勝利戦です。
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浦和所属のジャジャウマナラシです。園田の第16回兵庫ジュニアグランプリ(GⅡ)の勝馬です。[]

勝ったのはシャイニングレイです。ホープフルステークスの結果はコチラ

本日のメインは10Rの第59回グランプリ有馬記念(GⅠ)です。今年は3年ぶりに牝馬(おんなうま)が出走します。[]

トーセンラーです。2013年(平成25年)の京都のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)武豊(京都府京都市伏見区出身)の鞍上で勝っており、この競走を引退レースと決めています。ラストランも武豊が鞍上を務めます。武豊はこの馬の父ディープインパクトにも騎乗しています。[][]
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ヴィルシーナです。府中の牝馬限定GⅠ、ヴィクトリアマイルを連覇(第8回第9回)し、他には第47回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)を勝っています。府中以外では札幌の新馬戦と阪神エリカ賞(500万下)を勝っています。この競走が引退レースで、内田博幸(福岡県久留米市出身)が鞍上を務めます。
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ワンアンドオンリーです。府中のドリームレース、第81回東京優駿日本ダービー(GⅠ)を勝っています。なおその前の第74回皐月賞(GⅠ)は4着でした。[]
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ジェンティルドンナです。阪神(仁川)の桜花賞、府中の優駿牝馬(オークス)、京都(淀)の秋華賞、府中のジャパンカップ(2回)、ドバイシーマクラシックと、GⅠを6回勝っています。この競走がラストランです。勝てばGⅠ7勝目です。戸崎圭太(栃木県下都賀郡壬生町出身)が鞍上を務めます。[]
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ラキシスです。淀の牝馬限定GⅠ、第39回エリザベス女王杯(GⅠ)を勝っています。[]
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トゥザワールドです。中山の皐月賞は2着、府中の日本ダービーは5着、京都の菊花賞は16着で、4度目のGⅠ出走です。なお、皐月賞トライアルの中山の報知杯弥生賞(GⅡ)は勝っています。有馬記念では英国騎手のウィリアム・ビュイックが鞍上を務めます。
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フェノーメノです。淀の春の天皇賞(GⅠ)を2回(第147回第149回)を優勝しています。

サトノノブレスです。2014年(平成26年)の京都の第61回日経新春杯(GⅡ)小倉第50回小倉記念(GⅢ)を勝っています。
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エピファネイアです。2013年(平成25年)の菊花賞(GⅠ)と2014年(平成26年)の府中のジャパンカップ(GⅠ)を勝っています。この馬の父シンボリクリスエスは2003年(平成15年)のこの競走(第48回グランプリ有馬記念(GⅠ))を勝っており、この馬が勝てば親子制覇を成し遂げます。[][]
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ゴールドシップです。勝てばGⅠ6勝目、有馬記念は2勝目、宝塚記念を含めるとグランプリGⅠ4勝目です。岩田康誠(兵庫県姫路市出身)が鞍上を務めます。[][][]
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ジャスタウェイです。2012年(平成24年)の阪神の第21回アーリントンカップ(GⅢ)、2013年(平成25年)の府中の第148回天皇賞(秋)(GⅠ)、2014年(平成26年)の中山の第88回中山記念(GⅡ)、ドバイのドバイデューティーフリー(GⅠ) 、府中の第64回安田記念(GⅠ)を勝っています。前走の第34回ジャパンカップ(GⅠ)は2着です。陣営はこのレースを引退レースと決めています。[]
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本馬場入場曲は2009年(平成21年)まで関東全GⅠ競走で流され、2012年(平成24年)に一部の関東GⅠ競走で使用を再開した『グレード・エクウス・マーチ』です。ちなみに有馬記念は2010年(平成22年)と2011年(平成23年)は『Glory』が流されていました。実況はBSイレブン競馬中継でお馴染みのラジオNIKKEI舩山陽司アナウンサー(埼玉県志木市出身)が務めます。舩山アナの実況は6年連続7度目です。

この日の中山競馬場の入場者数は約12万人です。スタンドとコースの間に出た僕はどんどん前に押されるので、「押すな、押さないでくれ~」と叫びました。

2月に行われる府中のフェブラリーステークス(GⅠ)と違い、有馬記念のファンファーレは生演奏です。今回の演奏団体はジャパンカップ(GⅠ)のファンファーレ生演奏も務めた陸上自衛隊中央音楽隊です。
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勝ったのは宝塚記念9着、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ4着と、夏以降不振が続いたジェンティルドンナで、有終の美を飾るるとともに、父ディープインパクトもこの競走を勝っており親子制覇を成し遂げました。鞍上の戸崎圭太は八大競走初制覇です。牝馬の制覇は2008年(平成20年)のダイワスカーレット以来、6年ぶりです

第59回有馬記念(GⅠ)の結果はコチラ
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父ディープインパクトと同じように、全レース終了後に引退式に向かったジェンティルドンナ。中山競馬場は照明が照らされ、引退式の司会はフジテレビ福原直英アナウンサー(東京都出身)と細江純子が務めました。

東京スカイツリーが開業した年、そして近代競馬150周年記念、そしてマヤ歴では「世界が滅びる」と各方面から言われた年のクラシック3冠牝馬。(阪神の桜花賞、府中の優駿牝馬(オークス)、京都の秋華賞)
http://www.youtube.com/embed/f0UV1N-L-dY

僕は「ジェンティル、有り難う」と叫びました。ジェンティルドンナは正式に引退後(登録抹消日は有馬記念当日)、北海道のノーザンファームに移動し、繁殖牝馬に登録され、2015年(平成27年)の種付けシーズンから種牡馬との配合を開始する予定で、社台スタリオンステーションに居るキングカメハメハとの配合が有利とされています。

ジェンティルドンナが去った後、僕は「皆さん、良いお年を」と挨拶し、競馬場を後にしました。こちらの写真は引退式終了後の模様です。
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復路の道中についてはコチラをご覧ください。