29日、中京競馬場11Rで行われた第50回高松宮記念(GⅠ)は、和田竜二騎手騎乗で1位入線の15番人気クリノガウディー(4、JRA栗東藤沢則雄厩舎)が、最後の直線で、松若風馬騎手騎乗で2位入線の9番人気モズスーパーフレア(5、JRA栗東音無秀孝厩舎)と北村友一騎手騎乗で4位入線の4番人気ダイアトニック(5、JRA栗東安田隆行厩舎)の走行を妨害したとして4着に降着。モズスーパーフレアが繰り上がって優勝しました。勝ちタイムは1分8秒7(重)でした。

また、池添謙一騎手騎乗で3位入線の3番人気グランアレグリア(4、JRA美浦藤沢和雄厩舎)がハナ差の2着、ダイアトニックがさらにアタマ差の3着に繰り上がりました。なお、川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンスマッシュ(5、JRA栗東安田隆行厩舎)は10着、福永祐一騎手騎乗の1番人気タワーオブロンドン(5、JRA美浦藤沢和雄厩舎)は12着に終わっています。

勝ったモズスーパーフレアは、父Speightstown、母Christies Treasure、その父Belong to Meという血統の米国産馬です。無冠に終わった昨年の雪辱を果たし、春のスプリント女王の座に輝きました。牝馬による高松宮記念勝利は、2012年(平成24年)のカレンチャン以来8年ぶりです。また、鞍上の松若風馬騎手にとっても、これがGⅠ初勝利となりました。

松若風馬騎手のコメント】
初めてGⅠを勝てて、素直にとても嬉しいです。スタートがしっかり決まってくれましたし、自分のリズムで良いペースで運ぶことが出来ました。

馬場がそこまで悪くなって欲しくないと思っていましたので、午後に晴れて少し回復していたのも良かったと思います。直線は必死で、無我夢中で追いました。

お客様がいないのは寂しいもので、僕たちが競馬できることは幸せなことだと改めて感じましたし、お客様の大切さも感じました。今は大変な時ですが、お客様が競馬場に来てくれる日が早く戻ってくることを願っています。

今後とも技術を磨いていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
Takamatsunomiya-Kinen_2020Matsuwaka Fuma with Mozu Superflare