29日、東京競馬場11Rで行われた第89回東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)は、後方からレースを進めた武豊騎手騎乗の3番人気ドウデュース(3、JRA栗東友道康夫厩舎)が、直線で前の各馬を差し切り、そのさらに後ろから追い込んだC.ルメール騎手騎乗の2番人気イクイノックス(3、JRA美浦木村哲也厩舎)にクビ差をつけ優勝しました。勝ちタイムは2分21秒9(良、レースレコード)でした。

さらに2馬身差の3着に田辺裕信騎手騎乗の7番人気アスクビクターモア(3、JRA美浦田村康仁厩舎)が入りました。なお、川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンベルーガ(3、JRA美浦堀宣行厩舎)は4着、福永祐一騎手騎乗の4番人気ジオグリフ(3、JRA美浦木村哲也厩舎)は7着に終わり、ジオグリフの2冠と福永祐一騎手の3連覇は成りませんでした。

勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、その父Vindicationという血統です。皐月賞3着からの逆転勝利で、2019年(平成31年→令和元年)に生産されたサラブレッド7522頭の頂点に立ちました。GⅠは朝日杯フューチュリティステークスに続き2勝目です。

武豊騎手は2013年キズナ以来9年ぶりのダービー制覇で、騎手最多勝利数を更新する通算6勝目です。また、53歳2か月15日での勝利は歴代最年長の記録となりました。友道康夫調教師はダービー3勝目です。
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