3日、中山競馬場11Rで行われた第55回スプリンターズステークス(GⅠ)は、3番手の内でレースを進めた福永祐一3番人気ピクシーナイト(3、JRA栗東音無秀孝厩舎)が、ゴール前で抜け出すと、最後は外から追ったC.ルメール騎手騎乗の2番人気レシステンシア(4、JRA栗東松下武士厩舎)を2馬身差突き放して優勝しました。勝ちタイムは1分7秒1(良)でした。

さらにアタマ差の3着に吉田隼人騎手騎乗の10番人気シヴァージ(6、JRA栗東野中賢二厩舎)が入りました。なお、川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンスマッシュ(6、JRA栗東安田隆行厩舎)は6着に終わっています。

勝ったピクシーナイトは、父モーリス、母ピクシーホロウ、その父キングヘイローという血統です。近走はCBC賞セントウルステークスでいずれも2着と惜しい内容が続いていましたが、GⅠの舞台で見事勝ち切って秋のスプリント王に輝きました。モーリス産駒はGⅠ初制覇です。

3歳馬による本レース勝利は2007年(平成19年)の中舘英二騎手騎乗のアストンマーチャン以来14年ぶりです。3歳牡馬の勝利は、施行時期が変更された2000年(平成12年)以降では初(それ以前では1998年(平成10年)の吉田豊騎手騎乗のマイネルラヴが直近)です。
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